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コルドバ

「コルドバ」

全体サイズ:H36cm×W33.5cm
画材:色紙、墨、アーティフィシャルフラワー
No.:16076-Sf
時期:2018年

 

こんにちは、竹田繭香です^ ^

 

ヨーロッパに行くと、必ず街の風景に感動します。

何百年も経っているであろう古い建築物が、今なお現役で使われているからです。

パリでは築百年以上のアパートメントに住んでいる人がいます。

しかも、築年数が長いほど家賃も高いなどと聞きます。

東京での賃貸物件は、古くなればなるほど安くなるというのに。

バルセロナでは、あのアントニオ・ガウディの代表的な建築物である「カサ・ミラ」には、現在も住んでいる人がいるそうです。

古い街並みがどんどん失われていく東京とは、正反対をいくヨーロッパ。

これが価値観の違いなのでしょうか。

ヨーロッパの人の古い建物を守る意識には、造られた建物と、それを造った昔の人に対する敬意と誇りが感じられます。

水墨画も、日本の歴史において古くからある絵画であり芸術です。

そしてそこには、先人が試行錯誤して生み出した「技法」があります。

時を経た今では、色々な種類の絵画や技法がありますが、そういった新しい技術にばかりに注目せずに、時には水墨画のような伝統ある芸術や技法にも目を向けていただきたいものです。

「水墨画は古典的なものだから、現代的な題材を描いてはいけない」という決まりなどはなく、水墨の技法で、自由に好きなものを好きなように描いてかまわないと思います。
かえって、それが斬新だったりもします。

書道でも言えることですが、水墨画では、墨(実体)と余白(何もない部分)を黒と白で表しますが、そのコントラストとバランスがとても重要です。

違う言葉で言い換えれば、「虚と実」「有と無」「陰と陽」とも言えるかと思います。

きちんと水墨画の技法を用いて、バランスと本質さえおさえていれば、何を描いても水墨画になると思います。

ですから、コルドバのようなヨーロッパの風景画も、立派に水墨画として成立するんです!

水墨画を描くポイント

この作品は遠近感を出す構図になっています。

手前の建築物は、奥に行くほど小さくなります。

そして、印象に残ったところや一番強調したい部分に視点が集まるように構図を工夫すること、また、主題は何かを考えることが大切なポイントです。

コルドバについて


コルドバは、スペインのアンダルシア州コルドバ県の県都です。

スペインの首都マドリードから約400キロ、高速鉄道AVEに乗って、1時間40~50分のところです。

711年のグアダレーテの戦いの後、756年に後ウマイヤ朝が成立して以来、コルドバを首都としてきました。

その中心となったのがメスキータ(モスク)です。

10世紀には、文化の中心地として繁栄し、世界最大の人口都市になったようです。

1236年、レコンキスタ(複数のキリスト教国家によるイベリア半島の再征服活動)によって征服されました。

15世紀末にレコンキスタが終わると、イスラム勢力がイベリア半島から追われ、メスキータにはカトリック教会部分が増築され、モスクの中にカテドラル(大聖堂)がある、イスラム教とカトリック教が融合した摩訶不思議な建造物ができあがりました。

現在、メスキータは世界遺産となっています。

メスキータの北に位置する、ユダヤ人が暮らしていた「旧ユダヤ人街」

入り組んだ細い道と細い路地には、花の鉢植えを飾った白い壁の家々が建ち並んでいます。

ここが有名な「花の小道」と呼ばれる観光スポットです。

作品の場所もこの辺りですね。とても美しい街並みです。

ルキウス・アンナエウス・セネカ

「われわれは短い時間をもっているのではなく、実はその多くを浪費しているのである」

セネカの言葉です。彼の名言の数々は現代にも語り継がれています。

第5代ローマ皇帝ネロの幼少期の家庭教師をした人物として知られています。

ローマ帝国で活躍した、政治家であり、哲学者であり、詩人だった人です。

セネカはコルドバ出身でした。コルドバからは多くの学者を輩出しています。

言葉の続きはこうです。

「人生は十分に長く、その全体が有効に費されるならば、最も偉大なことをも完成できるほど豊富に与えられている」

セネカの言葉、突き刺さりますね(笑)。

怠惰な生活はしないようにします(笑)。

逆にいえば、一日一日を無駄にしないようにすれば、偉大なことが成し遂げられるということですから。

鼓舞されたと思って頑張りたいと思います!

 

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